こんにちは、華iroです。
地域包括支援センターと言えば、高齢者の相談窓口。
なんでも相談にのってくれるところなのですが…
実は、ネット上でも「地域包括支援センターがウザい、しつこい」と言う声が沢山あります。

悲しきかな…
では、なぜ地域包括支援センターはしつこい、うざいと言われるのでしょうか?
その理由は地域包括支援センターの業務内容にありました。
今回は大まかな理由を3つ紹介します。
地域包括支援センターに関する記事はこちら☟


1.地域みんなで高齢者を見守ろう
地域包括支援センターは、地域包括ケアというものを担っています。
簡単に言うと、地域みんなで高齢者支えていきましょう!そのお手伝いをするよ!
ということです。
地域みんなで支えていくのですから、当然住んでいる高齢者の人数や、困り事を解決していかなければいけません。
そのための業務の1つとして、見守り訪問というものがあります。
まず、地域の住民票を基に、1人暮らしや高齢の2人暮らしなどを把握します(リストが行政からくる)。
基本的にはこの、1人暮らしと高齢の2人暮らしが訪問対象となります(孤独死を予防する役割もあるため)。
そして対象者を訪問するのですが…



見ず知らずの人が来て怪しい!
と思われることも当然あります。
特に男性職員は、何かの押し売りと間違えられたこともありましたね…
しかし、ここで居留守を使われると何度も行く必要があります。
最低3回は行かなければならないと決まっているからです(結構多い)。
これが地域包括支援センターがしつこいと言われる理由の1つです。
ちゃんと生活できてますよって言うのがわからないと安心できないのです…
ちなみに、このリストは住民票を基に機械で打ち出されているものなので、子供と同居してても世帯分離しているところは1人暮らしと表示されます。
むしろ同居されてる場合は安心なので、一回で終わるんですけどね。
2.ご近所さんからの…
もう1つはご近所さんから心配事の相談や、苦情が入った場合です。
例えば、近所の1人暮らしのおばあちゃんを最近見ない、隣の家のおじいちゃんが先日こけたと聞いた。etc…
田舎であればある程、こういう相談は多いです。
ご近所さんは昔から知っている仲という場合が多いですからね。
しかし、この場合は上手くいく時といかない時があります。
本人が本当に困っている場合は、スムーズに事が進むので良いですが、問題は本人が困っていない場合です。
元々人と関わるのが好きじゃない人もいますよね?
男性は特に近所付き合いを煩わしく感じる傾向があるので、その人にとっては勝手に訪問されるのは大きなお世話でしかありません。
しかし、相談を受けた以上は行かねばならぬなんですよね…
そして対応してもらえなかったりすると何回も訪問することになり、結果的にしつこいと言われてしまうんですね。
苦情の場合は特にです。
例えば、隣のゴミ屋敷をどうにかしてもらいたい。下の人がタバコを吸うのが臭いし、危ないから止めさせてもらいたい。etc…
ゴミ屋敷はともかく、タバコはなんとも言えません。自宅で吸うこと自体は自由ですし、実際寝る時とかは気をつけてくださいとしか言えないのですが…これでも相談を受ければ行かなければいけません。
たまに住居関係の相談では、管理会社への相談が先では?というのも多いです。
しかし、ゴミ屋敷は深刻です。
臭いもそうですが、何より火事が怖い。
でも日本は住んでる人の方が強いんですよね…
どれだけゴミ屋敷になろうが、賃貸でさえ家賃をしっかり払っていれば、追い出すことが基本的にはできません。
そんなおじいちゃんのお話はまた後日。
このように、苦情が入った場合は一筋縄ではいきません。
しつこいと言われようが、ウザいと言われようが、なんとか解決できるよう足を運びます。
3.緊急案件
最後は虐待疑いの通報です。
これは本当なら緊急対応案件ですが、結構誤報(言い方が正しいかわかりませんが)もあります。
隣から怒鳴り声が聞こえると言われて行ってみたら、実は昔から怒鳴り合っていた夫婦だった、とかですね。
いざ訪問してみると、言い合ってるのは本当だけれど、案外夫婦関係は普通だったりすることもあります。
しかし、それも訪問して初めてわかることです。
誤報の場合は良いのですが、要は虐待ではありませんでした。という事実がわかるまで訪問します。
この場合も拒否られても行きます。確認するまでは引けません。
実際事実だったら大事なので。
事実無根であれば、対応してあげて下さい。心配なだけなので…
まとめ
いかがでしたか?
地域包括支援センターには沢山の業務があります。
また、高齢者の相談窓口のため様々な相談がきます(本当に色々きます)。
しつこい!ウザい!と思われるかもしれませんが、来た時は一度話を聞いてあげて下さい。
また、地域で気になる人がいる場合なども相談して下さい。
なんでも屋ではありませんが、相談自体は自由です。
業務外の相談であれば、必要な場所を紹介してくれます。
勿論介護保険で聞きたいことや、申請を考えている人もまずは相談してみましょう。
介護保険に関する記事はこちら☟


最後まで読んで頂きありがとうございました。
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