デイサービスとデイケアの違いは?デイサービスの選び方や費用など

デイサービスの選び方

こんにちは、華iroです。

よくデイサービスデイケアという言葉を聞きますよね?在宅介護をする上で、通ってくれるサービスはとても有難いものです。

同じ通いのサービスですが、一体何が違うのでしょうか?

いきなり答えですが…

デイサービス→医師がいない体操(機能訓練)や交流が主体

デイケア→医師がいる。専門職によるリハビリが主体

後は専門職の人員配置などもありますが、大きな違いは上記になります。

その内のデイサービスについて今回は詳しくお話したいと思います。

目次

デイサービスとは

デイサービスは正式には通所介護と言い、種類がいくつかに分かれています。

デイサービスの主な種類(型)

1日型

一般的なデイサービスで、朝から夕方まで1日過ごすタイプです。

半日型

上記と同じ一般的なデイサービスで、午前か午後かの半日タイプです。昼食は出ません。

認知症対応型(地域密着型サービス)

その名の通り、認知症の方に特化したデイサービスになります。認知症の方でも一般的なデイサービスは利用できますが、こちらは定員が12名以下となっており、少人数の分スタッフの目が行き届きやすく、対応に慣れているところが多いのが特徴です。

リハビリ特化型

デイサービスの中でもリハビリに特化しているデイサービスです。最近ではリハビリが重要視されていることから徐々に増えてきている型です。理学療法士など専門職がいるのが特徴です。

地域密着型サービスって?

地域密着型サービスとは、市町村が主体となり、より住んでいる地域との関わりが深いとされるサービスです。

様々なサービス(定期巡回・随時対応型訪問看護介護や小規模多機能居宅介護etc…)がありますが、デイサービスで言うと、認知症対応型以外にも地域密着型デイサービスというものもあります。

地域密着型デイサービスは内容は一般的なデイサービスとあまり変わりありません。

違いとしては、定員が18名以下と少人数であることと、同じ市町村の方しかサービスが受けられないというところです。

また、ややこしいのですがこのサービスは要支援の方には該当しませんが(介護予防なので)、全てが通えないわけではありません。

総合事業受け入れ可となっているところは、要支援の人でも通うことはできます(じゃあサービス使えるでいいじゃん…)。

そのため、行きたいデイサービスが地域密着型とついている場合は担当のケアマネジャーに確認することをお勧めします

ケアマネジャーについての記事はこちら☟

デイサービスの目的、すること

デイサービスの主な目的は、レクリエーション他の人との交流家族の介護負担の軽減機能訓練です。そのため、リハビリ特化型以外はあまりリハビリを主にすることはありません。

自分でできるタイプのマシン(いわゆるジムにあるような自転車こぎや歩くもの)はあるところはありますが、皆で遊べるようなもの(将棋やカラオケなど)があるところの方が多いです。

機能訓練は正式にはリハビリとは違います。簡単に言うと、

機能訓練医師の指示なしの訓練(介護職員可) 

リハビリ医師の指示に基づいた訓練(専門職のみ)

となります。

1日型と半日型の流れ

次に、1日型と半日型の流れを表にまとめてみました。

時間1日型半日型
9:00~10:00迎えが来る1日型と同じ
10:00健康チェック(体温、血圧測定など)1日型と同じ
11:00レクリエーション(あるところは入浴)レクリエーションやリハビリ
12:00昼食帰る
13:00レクリエーションや体操
15:00おやつ、茶話会
16:00帰る

施設によって若干違いはありますが、大体この流れになります。

入浴はデイサービスによってあるところとないところがあり、要介護のみ利用可としているところも多いので、要支援で入浴介助を希望する場合は事前に確認が必要です。

利用料金

利用料金は、要支援か要介護かで計算方法が変わります。

要支援

まずは要支援の場合です。

要支援は総合事業になりますので、自治体によって料金や形態が若干違います

総合事業の詳しい記事はこちら☟

要支援1、2どちらも週2回まで利用可(事業対象者は週1回のみ利用可)

週1回利用→1600円前後

週2回利用→3500円前後

となっていますが、自治体によっては要支援1はいくら、要支援2はいくらという感じで定額にしているところもあるので、ケアマネジャーに確認しましょう。

要介護と大きく違うのは、料金が基本的には1か月の請求ということです。

そのため、振替をせずに休んだ場合も原則同じ料金がかかりる場合がほとんどです。

月途中から行き始める場合のみ日割り計算が可能になります。

ちなみに要支援でも基本料金に加算が追加されることがあります(加算については下記で説明します)。

要介護

要介護は1日ごとの請求になります(1か月に何回利用したか)。

利用時間要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
3時間以上5時間未満426単位488単位552単位614単位678単位
5時間以上7時間未満641単位757単位874単位990単位1,107単位
7時間以上9時間未満735単位868単位1,006単位1,144単位1,281単位

参考資料:通所介護及び療養通所介護 – 厚生労働省より一部抜粋

なにこれ?ですよね。

これは小規模型の基本利用金の表(月平均利用者300人以下)で、通常型・大規模型もあります。利用人数(つまり受け入れられる人数)が増える程安くなります。

また、介護保険の資料をわかりにくくしているのがこの単位という表記

単位や加算の詳しい記事はこちら☟

1級地(東京23区)とその他地域(区分なしの大体地方)では0,9円分の差があるので…

例えば…

その他の地域で1回700円のデイサービスは1級地(東京23区)だと763円。

63円1級地の方が高いです。

なので、この方法を使う時は大体これくらいかなぁくらいで思って下さい。

ちなみに上記の表でいうと、1単位は1円なので、要介護1の人が5時間未満行くと、1回426円…

ではないんです

これが基本単位ですが、上記+色々な加算がつきます(処遇改善加算やサービス提供体制強化加算とか…)

どの加算をとっているかはデイサービスによって違います。

なぜかというと、それぞれ専門職が何人いるか、何をするかはバラバラだから…!

更に、デイサービスでしていることによっても変わります。

例えば…

入浴介助が必要な人が介助してもらうと、入浴介助加算で50円上乗せされます(通うデイサービスによる)。

大まかな料金は変わりませんが、一般的なデイサービスによって料金が変わる理由はこの加算規模、そして昼食です。

昼食の料金もそれぞれ違います。

大体おやつ込みの値段で、550円くらいから700円くらいまでと幅が広いんですよね…

料金は基本的には一般的なところより認知症対応型やリハビリ特化型の方が若干高くなります(通う日が多ければそれだけ大きくなりますが…)。

デイサービスの選び方

最後にデイサービスの選び方です。

まずは送迎範囲内であること。自分や家族で行くことも可能ではありますが、あまり推奨しません。もう一つはこれはもう本人のカラーに合ったものをとしか言いようがないのですが…大まかに言うと以下のようになります

賑やかな方が好き→通常か大規模

静かな方が好き→小規模

リハビリもしたい→リハビリ特化型

コミュニケーションやレクを楽しみたい→やりたいことがあるところを探す

1日ゆっくりしたい→1日型

半日で疲れてしまう→半日型

認知症がある→同じ市町村の認知症対応型か一般型

後は、食事が美味しいか(結構重要ですよ)、介護度はどれくらいの利用者が多いのか(自分が軽い認定で、介護度高い方ばかりだと話ができない場合が多い)、入浴希望であれば介助可能か、機械浴はあるのか(必要であれば)etc…

色々ありますが、一番は体験に行くこと。最低でも2つ。できれば3つ行ってもらいたいです。

上記でも書いたように、デイサービスは事業所によって様々です。それぞれ特色や雰囲気がありますし、利用者さんにもこういう方たちが多いというのがあります。

そのため、1つ行っただけでデイサービスってこんなところなんだとは言えないのです。

あまり大きな声では言えませんが、実際デイサービスに行っても…

本人

座っている時間の方が長くて退屈している

なんて声もありますからね。

体験に行くのは直接デイサービスに電話しても良いですし、ケアマネジャーに調整してもらうこともできます。

まとめ

  • デイサービスは体操やレクリエーション、交流が主体
  • 要支援か要介護かで料金の計算方法が違う
  • 料金はデイサービスの種類や自治体によっても変わる
  • まずは体験に最低でも2つは行く

いかがでしたか?

最近はデイサービス自体が増えているので、選ぶのも大変になりました。

本人に合ったデイサービス選びの参考にしてもらえればと思います。

今から介護申請を行うという方はこちら☟

最後まで読んで頂きありがとうございました。

デイサービスの選び方

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